こんにちは!
保健師として妊娠中の妊婦さんとそのパートナーに沐浴指導などを行っている、2人の子どものママみずきです。
今回は赤ちゃんの沐浴に使用するベビーバスについてまとめました。
目次
ベビーバス購入前にチェックするポイント
家庭での沐浴は赤ちゃんが退院した日、もしくは翌日からすぐに始まります。
ですから、沐浴に必要なグッズは妊娠中にそろえておく必要があります。
でも、順調にいけば沐浴は一か月で卒業だし、収納にも困るし、どんなベビーバスを用意すべきか迷っている方もいるかもしれませんね。
まず、ベビーバスを選ぶ際に考えてほしいのは、どこで沐浴するかということ。
浴室?キッチンのシンク?洗面台?
それぞれの住宅事情で変わると思います。
・沐浴する場所室温(冬なら暖房をつけられるか)
・シンクや洗面台に設置可能なベビーバスの大きさ
・沐浴する場所から着替えする場所の動線
これら3つのポイントを考慮して、沐浴場所を決定しましょう。
ここでもう1つ意外に重要なポイントとなるのが、高さです。
赤ちゃんの沐浴をする方で腰痛持ちの方は注意です。
赤ちゃんは退院時、だいたい3Kg前後あります。
片方の手で赤ちゃんを支えながら約10分(慣れれば5分)、屈んでいるのはかなり辛いです。
私は腰痛持ちではありませんし、慣れているのでかなり短時間で沐浴できますが、それでも結構腰にきます。
沐浴指導をしていても、背の高いパパは苦戦する方が多い印象です。
少しでも負担を軽くするために、可能であればシンクや洗面台がお勧めです。
プラスチック製とビニール製メリットデメリット
ベビーバスは主にプラスチック製の物と空気を入れて膨らませるビニール製の物があります。
それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
プラスチック製ベビーバス
ベビーバスといえばプラスチック製が主流です。
病院でも多く使用されていますし、両親学級や母親学級でもプラスチック製を使用することが多いです。
プラスチック製は耐久性が高く、洗いやすく乾きやすいので、清潔に使用することができます。
また、赤ちゃんを抱いている腕をベビーバスの縁に置いてもしっかり支えてくれるので、沐浴する側が楽です。
ただし、使用後や沐浴期間を終えた後、収納に困るというのが一番の難点です。
第二子、第三子も考えていて、長く使用したいという方にはお勧めです。
また、シンクや洗面台に置く際にはサイズだけでなく、蛇口がぶつからない高さか確認してください。
- 洗いやすく乾きやすい。清潔。
- 耐久性が高く、第二子第三子にも使用できる
- 赤ちゃんを抱く腕を支えてくれるので体勢が楽
- ビニール製と比較して、値段が高い
- 使用しないときの収納場所が必要
- 里帰りなど、持ち運びには向かない
- 変形しないので、蛇口などとぶつかる場合は置けない
ビニール製ベビーバス
ビニール製ベビーバスは何といっても軽くて安くて畳めることです。
1,000円ちょっとで購入することができますし、収納にも困らず廃棄も簡単です。
また、柔らかいのでシンクの蛇口などが少しぶつかる場合でも置けるという利点があります。
我が家も第一子の時はこちら↓のビニール製ベビーバスを使用していました。
「あれ?下の子は?」と思いました??
下の子にも使ってたんですが、途中で穴が開いちゃったんですよ・・・
なので、耐久性は低いです。ビニールですしね。
長く使用したい方には向きませんが、安くコンパクトなものが欲しい方にはお勧めです。
ただし、注意点!
空気入れはあったほうがいいです。自力だと酸欠になります!
あと、毎回空気を抜くのは現実的ではありません。
沐浴の期間は基本的に膨らませっぱなしです。
また、赤ちゃんを抱く腕をベビーバスで支えようとすると、ぐにゃ~となって中のお湯がこぼれることがあります。
- プラスチック製と比較してお手頃
- コンパクトに収納でき軽い
- 持ち運びが簡単なので里帰りなどでもOK
- 廃棄も簡単
- 耐久性が低く、兄弟には使用できない可能性あり
- 赤ちゃんを抱いている腕を支えるには少し不安定
- 溝が多いので、汚れが溜まりやすく乾きにくい
- 空気入れが必要(必須ではないけど…)
とはいっても、使用期間が短いベビーバスを買うのはちょっとなぁ…
そういう方はこういう方法もありますよ!
ベビーバス購入以外の選択肢は?
使用期間の短いベビーバスを購入するのはちょっと躊躇してしまう方はこんな方法も。
衣装ケースを代用する
これは結構有名な方法ですね。
あるもので代用でき、無駄がありません。
ただし、この方法、初めて沐浴する方にはちょっと難易度高いかな、と思います。
というのも、まず水抜き栓がないので使用場所が限られます。
浴室以外で使用するのは大変です。
それから、縁が丸くないので、赤ちゃんの頭がぶつからないように配慮しなければなりません。
さらに、約3Kgの赤ちゃんを抱く腕を支えるのが衣装ケースの縁なので、おそらく痛いです…
ですから、衣装ケースを代用するという方法は、沐浴上級者向けかなーと思います。
レンタルする
赤ちゃんグッズはレンタルするという方法があります。
我が家は第一子誕生にあたり、ベビーベッドをレンタルしました。
使用期間が終了すれば返すだけなので収納に困ることもありません。
赤ちゃん用品のレンタルをしているところはいくつかありますが、誰もが知っているダスキンでも実施しています。
ベビーバスやベビーベッドのほか、ベビーカーやチャイルドシート、お宮参りグッズなどもレンタルできます。
予約が必要なので、気になる方は早めにチェックしましょう。
バケツで代用する
え?バケツ?どうやって?
と当然疑問なわけですが…
今ってとっても便利でおしゃれなバケツが探せばあるんですよね。
我が家でも2代目ベビーバスとして購入したのはバケツです。
といっても、昔ながらの丸いバケツではなく、こちら!
これは私が個人的に一押し商品なんですが、いわゆる畳めるバケツです。
側面が蛇腹になっているので、簡単に畳むことができます。
水抜き栓がついていて、我が家の洗面台にも収まるサイズです。
洗いやすく乾きやすい。
さらに、使用後は脱衣所の洗濯機に立てかけておけるので邪魔になりません。
ベビーバス以外に、洗濯物のつけ置きにも使えます。
(むしろバケツとしての本来の用途ですが・汗)
耐久性も高く、沐浴時期を過ぎても水遊びや洗濯、細々したものを入れて持ち運ぶなど、使い道は様々です。
親が体調不良で一緒に入るのは無理だけど、子どもだけでも…という時にも小さめのバスタブ代わりになるので重宝します。
標準体型の2歳娘が座って入るのにぴったりのサイズ感だよ
難点は赤ちゃんを抱く腕を支えるには弱く、重みで折り畳まれてお湯がこぼれることでしょうか。
どうしてもしっかり腕を支えたい!という方はしっかりしたプラスチック製のベビーバス一択になるかと思います。
(腰痛持ちの方は支えがあるとだいぶ楽ですし)
まとめ
今回紹介したのは以下の5つです。
- プラスチック製ベビーバス
- ビニール製ベビーバス
- 衣装ケースで代用
- レンタル
- バケツで代用
ベビーバスは結構大物ですから、失敗したら買いなおすというのも難しいですよね。
沐浴以外にも使用したいのか、兄弟にも使用する予定があるのか、収納に余裕があるかなど、目的と用途に合わせて検討してみてくださいね。
いずれも、沐浴する場所と高さ、サイズは必ず確認してください。
ぴったりのベビーバスが見つかりますように!
実際の場面を想定してシミュレーションしてみよう!