時短復帰時にしておこう!私が失敗経験から学んだこと。

デスクワークで疲労した女性の画像




育休明けの復帰は不安だらけ


育休中のママで、いよいよ4月から復帰という方も多いと思います。

フルタイムで復帰するか、時短を利用して復帰するか…

家と職場の距離、保育園の送迎、夫婦の分担、夫以外の協力者の有無。

板の上のスポーンとフォークの画像

仕事復帰前に試して!「レンジで時短料理」が復帰後の自分を救う!



そして、仕事の内容や時短復帰しやすい環境か、育児との両立に理解ある職場か、フルタイムと時短で給与がどの程度かわるのか、今後の昇進。

色々考え、復帰の仕方を考えますよね。



私も、第一子出産後の復帰の際は本当に悩みました。

復帰時の我が家の状況はこうです。

家庭の状況
  • 夫婦と子ども1人の核家族
  • 夫は長距離通勤、長時間労働、出張あり
  • 実母の協力は得られるが往復1時間以上の距離
  • 義実家は遠方のため、協力は得られない
  • 子どもは消化管の手術歴あり。消化器症状あれば保育園から呼び出し
    (ほかの子よりも軽い症状でも念のため呼び出しがある)
  • 3か月毎に子どもの大学病院受診がある


上から4つは同じ状況の方はたくさんいらっしゃると思います。

下2つは頻繁に休みや早退が必要なものではありませんが、復帰にあたっては考慮が必要なものでした。


そして、復帰時の私の職場の状況はこうです。


職場の状況と仕事
  • 現場に出向くことが多い
  • 自分で仕事のスケジュールを調整しにくい
  • 所属部署では、育休明け全員フルタイムで復帰している
  • 資格職採用のため、他部署への異動はできない
  • 恒常的に残業が多い
  • 休日に仕事が入ることがある
  • 仕事が多く休日返上も多い
  • 仕事によっては勤務時間が変則になる
  • 会議が勤務時間外から始まる

書き出してみると、育児と両立するにはかなり厳しい条件!



過去、みんながフルタイムで復帰できたのは、実家義実家の協力や、夫と同じ職場で互いに勤務を調整できたからです。

もちろん、それでもとても大変だと思います。毎日綱渡り。


しかし、私の場合は夫の勤務先が遠く、夫が時短をとっても保育園の送迎は困難だったので私が時短で復帰するしか方法はありませんでした。

そのため、不安しかないという状況でしたが、部署としては初の時短勤務で復帰することになりました。

復帰直後からつまづいた


育休中は人事課付けになっていたので、まずは人事課の上司に時短復帰の希望を伝えました。

私の復帰予定の部署以外には、時短勤務で復帰している方が何人もいたのでそこはスムーズでした。

しかし、復帰先の上司は時短勤務者のマネジメント経験がありません。


そこで、復帰前に家庭の状況や担当する予定の仕事内容について確認しあう必要があると考え、面談の希望を伝えました。

…が、なんと面談の必要なしということで、簡単な電話連絡のみで復帰の日を迎えることになってしまったのです。


もう、不安しかないですよね。

実際、復帰した初日から「時短勤務者の時間外勤務が発生した場合の勤退管理をどうすればいいか確認しておいて」と言われたのです。


いや、それ管理職が確認することだし、初日から時間外勤務させるつもり満々じゃない?って突っ込みどころ満載です。

そして「時短勤務することは周りの仲間に負担をかけることだから、感謝はきちんとつたえるように」と言われました。


もちろん、時短勤務で不在になる時間帯は同僚に協力してもらう場面が多々発生するので、その都度丁寧にお願いと感謝は伝えなければなりません。

でも、管理職から「時短勤務者は迷惑をかける存在」と言われたも同然の私は初日からいたたまれない気持ちになりました。

落ち込んで方を落とした木の人形

さらに私を悩ませたのは、実際に一緒に仕事をする同僚の無理解でした。

子どものいる先輩には「夫が育児に協力的じゃないから時短勤務にせざるを得なかった」と思っている人がいました。

(実際は、夫はかなり家事育児積極的なんですが…)


また、子どものいない後輩は復帰初日から以前とは全く違う態度で接してきました。

無視や嫌味を言われることがしばしばありました。

「子どもがいてもフルタイムで復帰してる先輩が何人もいるのに、なぜ時短勤務なのか」

「ただでさえ毎日残業しているのに、さらに負担が増える」


おそらく、このような気持ちがあったのではないかと推測します。


特に後輩は、私が不在になる時間帯の仕事をお願いしなくてはいけないため、負担が大きく心身ともにギリギリだったのかもしれません。

私に不満を抱く気持ちもわかる。彼女も辛かったはず。


そんな状況で、なんとか周りに迷惑をかけないようにと頑張った私ですが、復帰前のようにスムーズに同僚とのコミュニケーションが取れず仕事でのミスも発生。

時短勤務でフルタイムより2時間短い勤務時間でもフルタイム分の仕事を担当していたため、勤務内に仕事が終わらない。

土日返上は当たり前で、平日は保育園に子どもを迎えに行き、実母に預けてから職場に戻って仕事をしたことも。

もちろん、こんな生活は子どもにも負担です。

こんな働き方、続けられないよ~!



現在進行形で今後の働き方に悩んでいる私ですが、復帰前にもっとしっかり準備しておくべきだったなぁと思っていることがあるので、まとめてみました。


仕事復帰にあたってするべきこと


復帰前の不安な気持ちを率直に伝えれば良かった


復帰して一番困ったことは、直属上司が時短勤務制度に対して知識が乏しい事でした。

他部署では時短勤務者がしっかり時間で退社できていましたが、私の復帰予定部署では私が初の時短勤務者です。

ですから、管理職が制度についてきちんと理解しているかは未知の部分でした。

不安ながらも、管理職として無知なはずがないという期待のもと、自分の気持ちを伝えることもなく復帰してしまいました。

しかし、復帰してみれば上司が私に時短勤務制度について確認してくる状態。

うまくいくはずがありませんでした。


これはあまりにもひどい話ですが、社内の職員の勤務管理をしている人事課と復帰について連絡を取り合っていたので、復帰先で初の時短復帰者となる不安を率直に伝えおくべきだったと思いました。

そうすれば、人事課と復帰部署の上司との間で、時短勤務制度について確認するきっかけができたのでは、と思います。
(まぁ、あくまで期待なんですが)

実際、私が復帰後に上司が制度をあまりに理解していないことに驚いた人事課職員が説明しにきてくれました…が、遅すぎです。

直属上司との復帰前と復帰後の面談は必須


復帰にあたって事前の面談を希望した私ですが「しなくても大丈夫じゃない?」と押し切られてしまった私。

これは、もっと粘ってお願いすべきだったと思います。

復帰してからでも上司と話す機会はあるだろう、家庭の状況はその時に説明しようと思っていました。

が、なにせ制度に理解のない上司だったので、その必要性も感じていないようでした。

そして何より、時短勤務だと落ち着いて話をする時間は取れませんでした。

保育園のお迎えまでに業務をこなすのに必死、終わったらダッシュです。

どんどんすれ違っていくのを感じるけど、日々いっぱいいっぱいでどうにもならない状況!


同僚とのコミュニケーションは積極的にとろう


実際に時短で働き始めると業務開始前、終了後の雑談の時間は取れませんし、飲み会にも参加できず職場内でのコミュニケーションが少なくなります。

業務中にきちんと意思疎通取れていれば問題ないと思っていましたが、実際は業務外での雑談が円滑な人間関係には重要だったと感じました。

でも、時短勤務ではそれが出来ません。

一度人間関係でつまづくと、誤解を解いたり説明したりする時間さえ取れないのでこじれたままになりがちです。


私は初日から「時短勤務に厳しい目」を感じて、慣れた職場だったにも関わらずすっかり委縮してしまいました。

肩身も狭いし謝ってばかりで、先に帰る後ろめたさから話しかけるのも気後れする始末。

制度は権利だから堂々としていればよいという意見もあると思いますが、申し訳なさでそう強い気持ちではいられませんでした。

しかし、一緒に仕事をする機会が多い同僚には初めにしっかりと説明して理解を得る努力をし、その後も相手がどんな態度であっても積極的にコミュニケーションをとっていくべきだと思います。

特に、初の時短復帰者だと、同僚にとっても戸惑う存在でしょうから。


自分が部署内で初の時短勤務だったから、当事者として準備すべきことや、一緒に働く同僚への影響も良くわかっていなかったなあ。



育児と仕事の両立は、職場の理解が必須です。


特に、残業が多く常に人手不足の職場では時短勤務者は肩身の狭い思いをすることが少なくないと思います。

私は今現在も両立について毎日悩んでいますが、せめて復帰の際にこれらをしておくだけで困難さは軽減したのでは、と思っています。

自分が初めてになることはかなり覚悟が必要です。

やるだけやって、どうしても両立が難しい、心身ともに健康でいることができないという場合は転職も検討すべきだと思います。

私はずっと自分の能力が低いから上手くいかないのかな、と自分を責めてきました。

でも、そうではありません。

自分が可能な働き方と、会社が求める働き方がマッチしなくなっただけです。

うまくいかなくても、必要以上に自分を責めるのはやめよう



この経験を踏まえて、自分はどういう条件であれば仕事ができるのか、自分には何ができるのか、改めて見つめなおしてみたいと思っています。






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