2度目の羊水除去はわずか7日後。しかし、結果は残念なものに。

妊婦のお腹に手を当ててハートを作る夫婦





羊水過多のため切迫状態になり、再入院した当日に羊水を1800ml抜いた私。

それでも、お腹には大量の羊水があり、切迫早産の危険は続いていました。


前回の記事はこちら↓

妊婦のお腹に手を手を当てた夫婦の写真

羊水過多で早産の危険!妊娠継続のために羊水を抜いた日。

羊水除去後

胸に手を当てるピンクのセーターを着た女性のイラスト


羊水を抜いた当日は、お腹の張りが強くなり子宮収縮抑制剤の点滴が開始されたことで副作用の動悸に悩まされました。

しかし、副作用に効果があるという漢方の内服も始まり、動悸は少しずつ軽減していきました。

ただ、貧血と微熱で倦怠感と頭痛があり、なんとなく体調が優れず2日くらいはほとんど床になって過ごしました。


その間もお腹の赤ちゃんは元気な様子で、それだけが日々の支えでした。


そして、羊水を抜いてから3日後。

羊水を抜く前に感じていたお腹の苦しさをまた感じるようになってきました。

みずき

すぐに溜まるとは聞いていたけど、思ってたよりも早かった…


あまりに早いので、気のせいかとも思いましたが、4日目には立った時に感じるお腹の重みが明らかに増しました。

大きく背中を反らすようにしないと、大きなお腹を抱えては歩くことも難しくなりました。

嬉しい結果と徐々に辛くなる症状

赤ちゃんの横顔のエコー写真


1度目の羊水除去から5日目。

腹部エコーで、お腹の赤ちゃんが飲み込んだ羊水を吐き出している様子が見られました。

消化管が閉塞しているため、腸に降りていけずに胃にたまった羊水を吐き出していたのです。

お腹の中で苦しい思いをしているのかもしれないと思うと、本当に申し訳なくかわいそうでなりませんでした。


ただ、その中でも嬉しいことがありました。

この病院では、なるべく一人に偏らないように日によって診察する医師が変わるのですが、その日は残る最後の先生でした。

そこで、すべての先生から十二指腸閉鎖以外の異常はないだろうという診察結果を聞くことができたのです。

これは、出生後の手術で完治が見込めるということを意味するもので、本当に嬉しいことでした。

みずき

消化管の異常はショックだったけど、他に問題がなくて安心した!


しかし、一方で羊水は確実に増えていました。

実際、私は増えすぎた羊水で胃が圧迫され、十分に食事を摂取することができなくなっていきました。

栄養士さんと相談して、小分けに食べられるよう食事を工夫していただいたりしていました。

さらに、一度は落ち着いていたお腹の張りもまた回数が増えてきたのです。


そして、1度目の羊水除去からたった1週間で再度羊水を抜くことになりました。


2度目の羊水除去

注射器のイラスト


羊水を抜くことはリスクを伴います。

医師からも可能ならもう出産まで抜きたくないけれどけれど…といわれました。

しかし、お腹の張りが増えたことと、私の食事摂取量が大きく低下したことで再度抜かざるを得ない状況になったのです。

みずき

またお腹に針を刺すのか~!すっっごく痛いんだよねー。


今回は1,000mを目標に羊水を抜きます。

前回同様、局所麻酔と羊水を抜くためのトロッカー針(点滴の針のなが~く太い針をイメージしてください)を刺した瞬間、激痛が走ります。

でも、刺して固定さえしてしまえばあとはほとんど痛みはない…

はずだったのですが、今回はおなかの赤ちゃんが動いて位置が変わったためか、200ml溜まったところで流出が止まってしまいました。

針先の位置を変えたりしても変わらず、針に繋がったルート(チューブ)を外してシリンジ(注射器)で吸い出します。

これがめちゃくちゃ痛い!

振動が伝わって、脂汗がにじみます。

しかし、それでも途中で羊水が引けなくなり、今回は300mlしか抜けませんでした。

みずき

えっ!そんなに痛い思いしたのにそれだけ?

みずき

そうなの。でも、先生も頑張ってくれたんだよ…。毎回うまくいくとは限らないみたいね。


もちろん、お腹にはまだ大量の羊水が残ったままです。

お腹の苦しさも全く変わらず、残念な結果となってしまいました。

先生は申し訳ないと謝ってくれましたが、もちろん先生が悪いわけではありません。

なんとか少しでも私の苦痛を軽減させるために頑張ってくれたことに感謝しています。


とはいえ、増えすぎた羊水がお腹に残っていることは変わりないので、ここからが本当の苦痛との闘いになりました。

みずき

羊水は増える一方なのに、抜くこともできない。苦しい妊娠生活はまだ続くよ。




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